
訪問リハビリ-こんなことはできる? 当事者の質問
訪問リハビリってどうなの?
「脳梗塞リハビリセンター」自費・訪問リハビリ
あなたの疑問にお答えします!
● 下肢装具を使っています。装具が合っているか見てもらえますか? もしも壊れていたら、その場で直せますか?
今のお身体に装具が合っているか、装着の確認、歩行中の当たり・ズレ・痛みの評価、靴や杖との組み合わせの評価は訪問スタッフが実施できます。装具は安全な歩行や転倒予防に有効です。正しい装着の確認を訪問スタッフへご相談ください。
軽微な調整(ベルトの位置・パッドの当たりや靴の中敷きの微調整)は訪問リハビリ中に対応可能です。破損やパーツ交換などの修理は義肢装具製作会社へ点検・修理依頼が必要です。
脳梗塞リハビリセンターでは義肢装具製作会社をご紹介することも可能です。担当スタッフにご相談ください。
【関連記事を読む】下肢装具のタイプ:その特徴と作成方法・メンテナンス~装具を外したい方のリハビリまで解説
● 運転再開が目標です。自費の訪問リハビリで実車を使った運転の指導は受けられますか?
ご自宅の駐車場などで「停車中の実車」を使った練習(乗り降り、シートやハンドル位置の調整、運転姿勢・身体の使い方、車椅子積み込みの動線づくり など)ができます。
また、運転に必要な身体機能(上肢・下肢の機能向上訓練、反応・注意機能の訓練)をトレーニングできます。
スタッフが公道で同乗して運転訓練/実車評価を行うことは、脳梗塞リハビリセンターの方針上、実施していません。実車での技能評価・訓練は自動車教習所の利用をご案内しています。
● 訪問リハビリを受けて、慣れたら施設リハビリに通いたいです
段階的に移行していくとよいでしょう。
- まず訪問で、施設への安全な移動手段、アクセス方法を訪問スタッフがご利用者様・ご家族様と共に検討します
- 体力や移動能力が安定してきたら 脳梗塞リハビリセンター 施設の体験・見学
- 施設リハビリへ切り替え (訪問リハビリと併行もOK!)
- 訪問 → 施設リハビリへの移行は、リハビリの目標・訓練内容を引き継ぎ、通いやすい曜日・アクセスをご一緒に調整します。
● 訪問リハビリで嚥下の訓練、指導を受けることはできますか?
脳梗塞リハビリセンターの訪問リハビリのスタッフはPT(理学療法士)/OT(作業療法士)が中心のため、食形態の直接調整などST(言語聴覚士)が単独で行う専門訓練は訪問のみでは実施していません。ですが、PT/OTの訪問リハビリで「嚥下の“土台づくり”」となる身体機能の強化、ご自宅に合わせた食事環境の最適化、家族へのご指導は十分に可能です。
訪問リハビリ(PT/OT)で“できること”
・姿勢と座位づくり:頭頸部・体幹の安定、足底接地、テーブル高・椅子座面の調整を行い、飲み込みやすい姿勢を作る、など
・食事環境の最適化:一口の量/飲み込みのペースの工夫、スプーン・カップ等の食具選定、トレイ配置、視線や注意の向け方、など
・嚥下訓練のための支援:首・口・唇・舌の準備運動、呼吸に合わせた嚥下のリズムづくり、食前・食後の過ごし方の提案(休息姿勢の取り方など)
・「危ないサイン」の見極め方を指導:むせ・湿性の嗄声・息切れ・疲労のサインをご家族と同じ基準で判断できるようにする
オンラインで「ST(言語聴覚士)との併用リハ」も“できます”!
ご自宅から言語聴覚士によるオンライン指導が受けられるプログラム「言語オンラインリハビリ」も選べます。嚥下については安全上、画面越しに可能な範囲(評価の聞き取り・間接訓練・環境/介助アドバイス)の指導となります。詳しくはこちら( https://noureha.com/menu/slh-online/ )をご覧ください。