改善症例 身体リハビリ
まっすぐ立つのが難しかったけれど、歩行器で歩けるようになった
50代男性/脳出血/右片麻痺
カウンセリング付
脳梗塞リハビリセンター
特別体験プログラム
ご利用者さまデータ
年代 | 50代 |
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疾患名 | 脳出血 |
発症からの期間 | 5年 |
症状 | 右片麻痺 |
当センター通所期間 | 1年2か月 |
リハビリ目標 | 自宅内での歩行移動獲得 |
ご利用メニュー | 60日間改善リハビリ |
当センター通所回数 | 81回 |
リハビリ記録
ご利用までの経緯
- 回復期病院退院後、介護保険でのリハビリを続けていたが、より機能改善を望み、ケアマネージャー様の紹介にて当センターに来られる。
初回体験時の状況
- 右半身の失調と、重度の感覚障害、複視があり体幹をまっすぐに保てない状態だった。
- 起き上がりやベッドなどに座った状態を保つことは一人でできるが、立ち上がりの際に全身が揺れてしまい、右足の内反、足全体の突っ張りが強くなってバランスを崩してしまう。
- 歩行動作では左足を出す際に体幹の崩れが強くなるため、介助なしでは歩行できなかった。
リハビリ内容
- 眼と頭と体幹、および手や腕と足の協調性を促すことを狙った。
- 体幹の個々の動きや足で地面を踏んでいる感覚を促し、立位バランスを保つことを狙ったアプローチを行った。
リハビリの結果
- 眼振が軽減された。
- 手すりのある環境であれば安定して起立できるようになり、着座と歩く動作が改善された結果、車椅子でのトイレ動作が一人でできるようになった。
- 馬蹄形歩行器を用いれば、見守りで歩行可能となった。
担当セラピストのコメント
自宅での自主リハビリを確実にこなしてきたことと、良くなりたいという継続した意思が改善に繋がったと考えます。
またご利用者さまとセラピストの間で、自宅環境での状況を小まめに共有し、トイレ動作の手順や食事時の椅子の設定、普段生活する中での注意点(例えば右側に棚がある環境を用意する)など、訓練で改善してきた部分を生活場面での実践につなげたことが改善に繋がったと思われます。