「歯を食いしばって頑張るリハビリ」は逆効果? ― 麻痺改善の鍵は“リラックスして学習する”こと

- 「頑張ればよくなる」と信じてリハビリを続けてきたけど、もう疲れてしまった。そんな想いを抱えていませんか?
実は、“歯を食いしばって頑張るリハビリ”は、麻痺の改善に逆効果になることもあります。
リハビリを「辛い努力」と感じていませんか?
脳卒中の後、懸命にリハビリを続ける方も多くいらっしゃいます。
しかし、「これ以上辛いリハビリはしたくない」「頑張っても結果が出ない」と感じ、心が折れかけている方も少なくありません。
脳にダメージを受けた後は、集中力や根気が低下し、少しのリハビリでも強い疲労を感じることがあります。
真面目で努力家の方ほど、
「歯を食いしばってリハビリを頑張らないとよくならない」
と自分を追い込んでしまいがちです。
ですが実は、**「リハビリ=辛く苦しいもの」**という考え方そのものが誤解なのです。
「頑張るリハビリ」は麻痺の改善に逆効果になることも
生活期に入った脳卒中リハビリでは、“歯を食いしばって頑張る”方法が逆効果になる場合があります。
理由は、力みすぎることで筋肉が過度に緊張し、こわばりが強くなってしまうためです。
脳卒中による麻痺は、筋肉そのものの問題ではなく、脳から筋肉へ信号がうまく伝わらないことで起こります。
そのため、無理に力を入れるトレーニングを続けても、神経のつながりは改善しません。
麻痺は、脳から筋肉までの神経伝達に不具合がある状態
私たちの体の動きは、脳の運動エリアから発せられた信号が神経を通じて筋肉へ届くことで成り立っています。
しかし、脳卒中によってその経路のどこかに障害が起こると、次のような症状が現れます。
- 手足を動かそうとしても反応しない
- 力加減がうまくできない
- 動かすと他の部位まで力が入ってしまう
このように、同じ「麻痺」でも原因は人によって異なります。
したがって、改善には個々の神経伝達の問題を見極める専門的なリハビリが必要です。
麻痺を改善するリハビリとは ― 「思い出す」「学習する」
麻痺とは、脳から筋肉までの神経伝達に不具合が生じた状態です。脳は運動や感覚などの機能ごとにエリアが分かれ、連携して動作を生み出しています。通常は脳の信号が運動神経を通って筋肉に届き、手足が動きますが、麻痺ではその経路のどこかに問題があり、「思うように動かせない」状態になります。原因は人それぞれで、脳の運動エリアや神経経路に障害がある場合、感覚の問題で力加減が難しい場合、誤った信号で余計な筋肉が動いてしまう場合、また長期間動かさず筋肉や関節が固まった場合など様々です。そのため、原因を見極めたうえで個別のリハビリ計画を立てることが重要です。
力任せの筋トレでは神経の断絶を修復できません。改善に導くのは理学療法士や作業療法士といった専門職であり、どこに問題があるかを見極め、施術を通じて神経のつながりを取り戻します。リハビリではリラックスしながら感覚や動きを意識し、目的の動作を練習します。見た目は激しい運動ではなくても、2時間の施術後には確実な変化が見られます。つまり、麻痺改善に必要なのは「がむしゃらな筋トレ」ではなく、専門的な神経回路の再学習なのです。
頑張りすぎないことが、改善への第一歩
麻痺を改善したいからといって、がむしゃらな筋トレを行う必要はありません。
むしろ、「リラックスして正しく体を動かす」ことが回復の近道です。
もちろん、筋力低下がみられる場合やリハビリの成果を定着させる目的での運動は有効です。
ただし、それも脳卒中に精通した専門職の指導のもとで順序立てて行うことが大切です。
まとめ ― 「苦しむリハビリ」から「感じて学ぶリハビリ」へ
脳卒中リハビリで本当に大切なのは、「歯を食いしばること」ではなく、脳と体が再びつながる感覚を取り戻すことです。
脳梗塞リハビリセンターでは、理学療法士・作業療法士が患者様一人ひとりの麻痺の原因を丁寧に分析し、
リラックスした状態で神経回路の再学習を行うプログラムを提供しています。
「もっと頑張らなきゃ」と思っていた方こそ、
「頑張らないリハビリ」で改善の可能性を体感してみてください。
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