【リハセンナレッジ*コラム】リハビリでよく使う用語集:第5弾「体幹の筋肉①」
こんにちは!リハビリお役立ち情報のコラムを担当しているスタッフJSです。
今回は「リハビリでよく使う用語集」の第5弾「体幹部の筋肉①」です。
このコラムでは、脳梗塞リハビリセンターの先生方にご指導いただきながら、リハビリでよく使ったり、聞いたりするけど、分かるようで分からない、そんな言葉やフレーズについてお伝えしてまいります。
大胸筋 (だいきょうきん)
胸を形作る筋肉で、手を前に持ってきたり、身体に引き寄せたり、脇を閉めたりするのに利用されます。脳卒中後に運動指令の再開が早い筋肉のため、麻痺の回復に関する指標にも利用されます。また固くなると胸郭を圧迫して呼吸が浅くなる原因にもなるため、トレーニングの対象となることが多い筋肉です。
腹直筋(ふくちょくきん)
シックスパックの異名のある腹部の前方の筋肉で、身体を起こすのに骨盤に対して胸郭を引き寄せたり、息を吐ききるのに腹圧をかけたりするのに利用されます。脊柱起立筋群と前後で強調して立位や歩行時のバランスに重要となり、脳卒中では麻痺により左右差を生じやすいため、よくトレーニングされます。
腹横筋(ふくおうきん)
起きた姿勢で腹部臓器を骨盤内にとどめるのに、お腹を引き締める筋肉で、背骨の軸を安定させ、体幹の運動を行いやすくするのに利用されます。座る、立つ、歩く時の体幹の基準となるため、よくトレーニングされます。
外腹斜筋・内腹斜筋(がいふくしゃきん・ないふくしゃきん)
腹部の側方に位置して、斜めに走り、腰のくびれを形作る筋肉で、体幹をねじるのに利用されます。寝返りや、立位や歩行時のバランスをとるのに重要な働きをするため、よくトレーニングされます。
みなさま、いかがだったでしょうか。
今回は「体幹部の筋肉」として、4つの筋肉の働きを紹介しました。
もっと詳しく知りたい、興味のある方は、ぜひリハビリを担当するセラピストに確認してみてください。
お読みいただきありがとうございました。
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