リハビリMEMO:EPISODE⑤ 車いすユーザーの移動(電車編)
脳梗塞を発症して約半年間の入院生活を終えて、ワクワク気分で晴れて退院!!
しかし、両手両足に麻痺があり、座ってるのがやっとという状態の私にはなかなかの大変な日々でした。家族がいろいろとサポートしてくれましたが、病院にいる時のような、困っていたら看護師さんや介護士さんが何でもやってくださる夢のような場所からは卒業です。
退院から半年ぐらいは体調も不安定だったので、どこに行くにも車いすを家族に押してもらっていました。現在の私は、電車やタクシーにバス、飛行機に乗るのもお手の物。あらゆる公共機関を使ってどこにでも行ってしまうのですが、当初は困りました。
最大の問題は、「分からない」・「知らない」ということです。
そもそも、車いすで電車に乗れるのだろうか??
タクシーには??
バスには??
やること成すこと、私はもちろん家族も初めてで、当時は大変でしたが、まずは「やってみよう!」という勢いでいろいろと挑戦してみると案外できました。
東京で仕事をしていましたし、リハビリも東京で受けているということで、熱海の実家から東京まで新幹線を使って移動することが多く、車いすを使って初めて公共機関を使ったのは新幹線でした。
車いすユーザーになって初めて知ったのですが、東海道新幹線には、多目的室という個室があって、前もって予約をすると利用できます。
これが快適で、慣れない車いすでの移動で疲弊していたのですが、個室で過ごす40分は癒やしの時間でした。
JRや地下鉄もそうですが、電車に乗るときは、改札で行き先を伝えると、駅員さんがスロープを持って車両まで案内してくださるので、人混みでの移動も,快適でとても便利です!
(JRや地下鉄には個室はありませんが、優先スペースがあるので、こちらも安心です♪)駅それぞれに、車いすユーザーなど、身体に障がいがある人のご案内の係があるようで、利用していると親しくなってくるので、いろんな駅に知人ができた楽しいですよ!
最近では、スロープがなくても乗り降りしやすいよう、ホームドアの工事している駅が多いようで、さらにスムーズな移動が可能になるかもしれません。
今回は、電車を使って移動する時のお話しをさせていただきました。
次回はタクシーやパス、飛行機での移動について紹介できたらと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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