脳卒中

脳卒中とは、脳の血管に問題が生じて起こる脳血管疾患の総称です。


大きくは、脳内の血管が破れて出血する「脳内出血(脳出血)」、脳を覆っている髄膜の一つであるくも膜下に出血する「くも膜下出血」、そして、脳の血管が詰まってしまう「脳梗塞」に分けられます。これらの脳血管疾患は、脳の血管に問題が生じてその先の血流が途絶えることで、脳細胞が酸素不足になって壊死し、脳の働きが低下したり失われたりする病気です。


 


脳梗塞は、アテローム血栓性脳梗塞、ラクナ梗塞、脳塞栓(心原性脳塞栓症)といった種類に分けられますが、このうち幅広い年代で増えているのが、動脈硬化によって狭くなった脳の血管に血栓がつまるアテローム血栓性脳梗塞です。食生活の欧米化といった生活習慣の変化やストレスなどが、発症の一因と言われています。


また、脳塞栓とは、不整脈などの何らかの理由で心臓に大きな血栓ができてしまい、それが血流に乗って脳へ運ばれ、脳の太い血管を詰まらせてしまうものです。太い血管が詰まるために脳の広い範囲に障害が及びやすく、他のタイプの脳梗塞に比べ、予後が悪い傾向があります。


ラクナ梗塞は、微小血管脳梗塞ともいわれ、脳の深部にある細い血管が詰まって起こるタイプの脳梗塞です。自覚症状が少なく、気づかずに過ごしている人も少なくないそうですが、小さな梗塞でも度重なると、さまざまな障害や認知症の原因になることが分かっています。


 


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