
【リハセンナレッジ*コラム】リハビリでよく使う用語集:第2弾「前腕の筋肉」
こんにちは!
リハビリお役立ち情報のコラムを担当しているスタッフJSです。
今回は「リハビリでよく使う用語集」の第2弾「前腕の筋肉」です。
このコラムでは、脳梗塞リハビリセンターの先生方にご指導いただきながら、リハビリでよく使ったり、聞いたりするけど、分かるようで分からない、そんな言葉やフレーズについてお伝えしてまいります。
前腕の筋肉は、大きく分けると、屈筋群(掌側についている筋肉で肘や手首を曲げる役割がある)と伸筋群(手の甲についていて肘や手首を伸ばす役割がある)から構成されていて、互いが拮抗する働きを行うことで、前腕の複雑な動きを可能にしています。
①円回内筋(えんかいないきん)
肘を曲げたり、腕を内側にひねったりする筋肉です。
日常生活では字を書く時やお箸の操作で手の向きの調整をしたり、お椀に蓋をしたり、手に持ったモノの向きを調整したりする時に使います。
②橈側手根屈筋(とうそくしゅこんくっきん)
手首を掌側や親指側に曲げたり、腕を内側にひねったりする動作にも作用する筋肉です。
日常生活では、字を書く時やお箸の操作、手に持ったモノの向きの微調整に使います。
③尺側手根屈筋(しゃくそくしゅこんしんきん)
手首を手の甲側や小指側に曲げるなど、橈側手根屈筋の反対の働きに作用する筋肉です。
④総指伸筋
親指以外を伸ばす筋肉で、日常生活では何かを持つときに手を開いたり、優しく何かを持ったり、手の中でモノを操作したりするのに使います。
みなさま、いかがだったでしょうか。
今回は、「前腕の筋肉」である屈筋群と伸筋群の違いやそれぞれからピックアップした筋肉の働きを紹介いたしました。
複雑な筋肉が絡み合って手は細やかに働いていることを改めてお分かりいただけましたでしょうか。
もっと詳しく知りたい、興味がある方は、ぜひリハビリを担当するセラピストに確認してみてください。
お読みいただきありがとうございました。