
【リハセンナレッジ*コラム】リハビリでよく使う用語集:第10弾「高次機能障害とは??番外編」:わたしと記憶障害・注意障害
こんにちは!
リハビリお役立ち情報のコラムを担当しているスタッフJSです。
これまで、高次機能障害そのものについて、また、わたし自身の言語障害とその向き合い方について、ご紹介してきました。
今回は「わたしと記憶障害・注意障害」についてお伝えします。
記憶障害
脳梗塞になってから、明らかに感じるのは物忘れが多くなったことです。
例えば、モノをどこに置いたとか、資料をどこにしまったとか、メールの返信をしたか……
スケジュールが2つ入ってしまっていたりしたことも復職してすぐのころは、多々ありました。
モノがどこかにいってしまうというものに関しては、置き場所を明確に決めると困らなくなりました。
それぞれのお家を作るというと分かりやすいでしょうか……
使ったら、使った場所に戻すということを徹底すると、改善できました。
メールの返信やチェックミスなどは、5時間おきに、チェックする習慣をつけることで、また、スケジュールや業務の確認などは、スマートフォンのアプリなどを活用し、2重、3重で管理することで、改善できました。
また、メモを取る習慣づけやポストイットを利用することも効果がありましたよ!
注意障害
続いて、注意障害については、音や人の動きなどに敏感になってしまい、ちょっとした物音などで、集中力が途切れてしまい、苦労していました。
これに関してはなかなか改善できないのですが、後遺症としてそういう症状があるということを知り、受け入れることで気持ちをが楽になりました。
ポンポン、ポンポンといろいろなことが頭に浮かび、違うことに注意がいってしまうのですが、ひとつひとつの作業に時間配分をするようになってからは、困らなくなってきたように思います。
障害により困ることも多くありますが、ひとつひとつの症状を知り、それを自分の個性として受け入れてあげることで、かなり楽になったように思います。
障害と向き合っていくなかで、部屋がキレイになったり、日々の生活や仕事の効率が上がったり……プラスとなったことも多くありました。
まずは、障害があるということを知り、受け入れてあげること。
時間はかかるかもしれませんが、ひとつひとつに丁寧に向き合ってあげることが大切なのかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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