
【スポーツ特集】身体障害者野球って!
こんにちは!リハビリお役立ち情報のコラムを担当しているスタッフJSです。
スポーツに関するコラム第3弾は「身体障害者野球」についてです。
静岡県の東部を中心にご活動されている、身体障害者野球チーム「静岡ドリームス」代表の西村慎一さんに取材をしてきましたのでご報告です。
「身体障害者野球って?」
実は私、脳梗塞になる7年前までは「静岡ドリームス」の選手で、17歳から23歳まで、約6年間選手として在籍していました。
現在は選手としては活動できていませんが、チームの事務局として、陰ながらサポートさせていただいています。
身体障害者野球と聞くと、なにか仰々しいイメージを受けますが、実際に選手として、事務局として関わらせていただいている実感としては、地元の草野球チームのような野球が好きなお兄ちゃんやオジサン達の集まりです。
違いとしては、そこに集まっている人には、皆なんらかの障害がある、という点のみ。例えば足を引きずって歩いていたり、病気やケガなどで、手や足に欠損している所があったり、身体に障害はないが、知能や発育に障がいがある選手がいたり…
少し個性的なメンバーが自分にできることを活かして野球を楽しんでいます。
「ルールの違いについて」
身体障害者野球は軟式の日本身体障害者野球連盟のもと、北海道から九州まで、39のチームがあり、年齢や性別に縛りがないのが特徴です。
以前、パラスポーツについての記事にも書いたとおり、障害があっても野球という競技を成立させるために、独自のルールがいくつかあります。
分かりやすいものですと、「バント」や「盗塁」は禁止されています。
その他にも足の悪い選手が打席に立ちやすいように、「打者代走」という、打つのは得意だけど走るのが苦手な選手のために設けられたルールなどもあります。
障害者野球は、選手それぞれが障害を抱えながらも、その人ができることや得意なことを活かしてチームの勝利のために貢献していく。
そのようなイメージですかね!
【こんな人にオススメ】
まず、もちろんですが、野球が好きな人。
そして、障害者野球の特徴として、年齢や性別に制限がないという点があります。
なので、男性でも女性でも、10代でも70代でも問題ありません。
早いもので10年ほど前になりますが、私が選手とそして、在籍していたころの静岡ドリームスですと、17歳の私が最年少。10代、20代が5人ほどいて、30代から50代前半くらいの方が一番多く、60代を超えた選手の方も何人かいらっしゃいました。
最高齢は75歳を超えていたような……
野球を通してさまざまな年齢の仲間ができるのでオススメです。
また野球というと激しいスポーツという印象を受けるかもしれませんが、実際はとてもシンプルで、ピッチャーがボールを投げてバッターがボールを打つ、という優しいスポーツです。
まずはキャッチボールから始められてもいいかもしれません。
日本身体障害者野球連盟 ホームページ
https://shizuokadreams.amebaownd.com
静岡ドリームス ホームページ
みなさまいかがだったでしょうか。何かの参考になればと思います