【スポーツ特集2】ビリヤードやってみませんか?

こんにちは!リハビリお役立ち情報のコラムを担当しているスタッフJSです。


 


前回から障がい者スポーツ(パラスポーツ)について取り上げていて、第1弾では、パラリンピックについて紹介しました。


 


わたし自身、コラムを書かせていただくにあたってパラスポーツを調べてみると、想像以上にたくさんの競技があることや、さまざまな運営団体により、たくさんの大会が開催されていることを知り驚きました。


 


それを知り、まずは大きなところをということでパラリンピックについて書いてみましたが、自身がプレイするには、あまり現実味がないと言いますか、そのような方が多かったかもしれません。


 


わたし自身もそうですが、大会や競技会に出るようなことは考えておらず、ちょっと身体を動かせるようなちょっとしたコミュニティを求めてる方が多いのではないかと思い、今回は2つの団体様にお話しを聞いてきました。


 


まず一つめは、ビリヤードを通してダイバーシティや福祉の増進を目指して活動されているNPO法人Accessibility innovations(アクセシビリティイノベーションズ)理事長の深谷隆善さんのインタビュー内容をご紹介します。


 




「ビリヤードとの出会い」


深谷さんは、スポーツが好きで社会人になってからも、スキーやバトミントン、フットサルなどを積極的にしていたそうです。しかし、10年前にくも膜下出血を発症され、左半身に麻痺が残ってからは好きだったスポーツもできなくなり、ふさぎ込んでしまっていたといいます。


 


活発だった深谷さんのそのような姿を見たご友人が、ビリヤードのような室内で行うスポーツであればできるのではないかとビリヤードに誘ってくれたのが、現在の深谷さんのご活動のきっかけだそうです。


 


 


「ビリヤードの魅力」


友人の誘いに乗ってビリヤードをやろうと出かけられた深谷さんですが「利き手の左手が使えないのに本当にできるのか??」と、不安があったそうです。


 


しかし、過去の経験からビリヤードは片手でもできるということは知っていたので、その可能性にかけて一歩を踏み出されたそうです。


 


利き手ではありませんし、初めて行った時には満足にはできなかったそうなのですが、練習すれば上手くなれそうだという実感を得られたそうです。


 


ご自身が思われていたように、回数を重ねていく中で上達していかれたとのことですが、そこには深谷さんご自身が試行錯誤を繰り返しながら完成された補助具『UNIVERSAL REST®』の存在が大きかったようです。


 


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UNIVERSAL REST®: 上肢に障がいがある方および怪我された方の為のブリッジの代わりとなるビリヤード補助


 


現在はご自身のように身体が不自由な方でもビリヤードを楽しめるようにとNPO法人を立ち上げられ、『UNIVERSAL REST®』の普及とビリヤードの魅力を伝えることに努めておられます。


 


 


【こんな人にオススメ】


昔に比べ、ビリヤード台が設置されている施設は減少傾向にあるとのことですが、現在でも主要な駅に行くとビリヤードをできる施設やお店は少なくとも2~3個はあり、根強いファン層もいて、まだまだ人気があるそうです。


 


深谷さんがお話されていて、私もとても共感したのですが、身体に障がいがあると運動することが億劫になりますし、運動量が多かったり、深谷さんがお好きだと話されていたスキーやバトミントン、フットサルといった激しいスポーツをやるのはなかなか難しいです……


 


しかし、ビリヤードは室内でできるスポーツですし、ビリヤード台の周りをグルグル回りながら協議を行うので、良い運動になりますし、歩行に不安があっても大きなビリヤード台があるので安心です。


 


また、立ったり座ったりするので、良いリハビリにもなるとか!


 


運動もできて、ビリヤードも楽しめて、リハビリにもなって、一石二鳥いや三鳥だと話されていた深谷さんの優しく暖かいお顔が印象的でした。


 


貴重なお話しをありがとうございました。




NPO法人 Accesibillity innovations(アクセシビリティイノベーションズ)


ホームページ: https://peraichi.com/landing_pages/view/npo-ai/

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