「車いすトラベラー・三代達也さんに聞く!」編 vol.3 ~運転~

こんにちは!リハビリお役立ち情報のコラムを担当しているスタッフJSです。以前に、 『「車いすトラベラー・三代達也さんに聞く!」編』ということで、三代(みよ)さんが車いすトラベラーを志したきっかけや、海外のバリアフリーについて紹介しました。


 


頸椎損傷で首から下の感覚がほとんどなく、手足もほとんど動かないという三代さんですが、移動のほとんどは車で、ほぼ毎日運転をされているそうです!


↓三代さんから動画をご提供いただきました↓



 


今回は、三代さんが免許を取り直しされた時のお話しをメインでご紹介します。


三代さんは18歳の時にバイク事故に遭い身体に障がいが残ります。 約2年間の病院でのリハビリ生活を終えたあと、自動車の運転免許の取得のために動き出されたそうです。


 


運転免許の取得に向けて


運転免許の取得に向けて動き出した三代さんですが、最初に始めたのは教習所探しです。


 三代さんの場合は頸髄ですが脊髄を損傷すると、損傷部位から下の機能を失うケースが多いため、足でアクセルやブレーキの操作ができないため、手で全て行う下記のような手動運転補助装置を用いて運転されます。


三代さんが免許の取得を目指された当時(15年前)はそのような福祉車両も少なく、改造された教習車を有している教習所はほとんどなく、教習所探しに苦労されたようです。探しに探した結果、決められたのが埼玉にある【あずまえん自動車教習所】さんで、そちらで教習を受けられたとか。


 


免許の更新について


免許更新については脳腫瘍と脳梗塞の後遺症で四肢に麻痺があり車椅子を使って生活している私の視点での記事も公開しております。



免許の更新においては、三代さんも、健常者と車いすユーザーで、何も変わらないと話されていました。


 住んでいる所の近くの警察署に行って、窓口に行って免許の更新をしたいと伝える。 何分か動画を見て勉強をして新しい免許をもらったら終わりだと…  


とはいえ、今は淡々と語られる三代さんも最初は不安だったそうです。しかし、いざやってみると別に大したことはなく大抵の事はなんとかなったとのことでした。


 今年で36歳になる三代さん。車いすユーザーになってからも18年になられます。


 世界一周を終えてからは、講演活動をしたり、リハビリ等に携わる学生さん達に自らの体を通して授業を行っているといいます。実際に取材をさせていただきまして、私自身も大変刺激されました。


また何かの機会にお話伺いたいと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。


 




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