コロナ禍におけるリハビリ・身体状況に関する調査
外出自粛により歩行や階段の昇降動作能力等のADL-3人に1人が低下。増えるリハビリニーズ
2021年8月、40代~80代以上の怪我や病気の後遺症、または老化による身体の衰えからリハビリを必要とする人々、およびその家族計898名に対して調査を行いました。
2020年4月の新型コロナウィルスの感染拡大による緊急事態宣言解除後に、2020年3月以前に比べて、85.2%が「外出頻度が減った」 とし、72.2%が「リハビリ通所頻度が減った」と回答しました。それに伴い32.4%が「日常生活動作(ADL)の低下を感じている」と回答。低下した項目は歩行(32.2%)、階段の昇降(19.6%)が上位となりました。コロナ禍の外出自粛が、リハビリを必要とする人の身体機能の低下につながっている状況が顕著となりました。
また、コロナ禍におけるリハビリ通所に関しては38.0%が「コロナが怖くて迷う」や「待合室の混雑が懸念」といった理由から「自粛すべき/自粛を検討すべき」と回答。新型コロナウィルスの感染拡大によって、身体状況の回復・維持のために有効なリハビリに通いにくい状況が生まれていることがわかりました。
◇調査概要
・調査対象 :40代~80代以上の怪我や病気の後遺症、または老化による
身体の衰えからリハビリを必要とする人々、及びその家族計898名
・調査時期 :2021年8月
・調査方法 :インターネット調査
・調査主体 :ワイズ、ポラリス
◇調査結果
1.2020年4月の新型コロナウィルスの感染拡大による緊急事態宣言解除後に、2020年3月以前に比べて「外出頻度が減った」が85.2%(選択回答/n=898)
2.2020年4月の新型コロナウィルスの感染拡大による緊急事態宣言解除後に、2020年3月以前に比べて「リハビリ通所頻度が減った」が72.2%(選択回答/n=898)
3.2020年3月時点(コロナ禍直前)と比べてADL(日常生活動作)の低下を感じている人が32.4%(選択回答/n=898)
4.特に低下した項目は歩行(32.2%)、階段昇降(19.6%)(複数回答/N=898)
5.リハビリ通所は不要不急の外出として「自粛を検討すべき/すべき」が38.0%(選択回答/n=898)
►「自粛を検討すべき/すべき」理由
「コロナが怖くて迷う」、「待合室の混雑が懸念」
「体力低下しない程度に/密回避のため回数を減らす」
►「自粛すべきではない」理由
「筋力が落ち動けなくなる/身体状況が悪化する/
リハビリは日常生活営む上で不可欠」 「感染対策が整っている」
●『脳梗塞リハビリセンター』が提供している各種リハビリ
『脳梗塞リハビリセンター』は、感染症対策を充分におこなった上で、以下様々なリハビリを実施しています。お身体の状況やお住まいのエリアなどによってご検討ください。
① マンツーマンで行うパーソナルリハビリ(通所型) 施設一覧はこちら
② 外出を伴わずご自宅で専門リハビリ(訪問型リハビリ) 訪問リハビリ概要(対象エリアは要お問い合わせ)
➂ ホテルに長期滞在型で実施するリハビリ