パラスポーツについて

スポーツを再開したい、はじめたい人へ


 


こんにちは!リハビリお役立ち情報のコラムを担当しているスタッフJSです。


突然ですが、障害者スポーツ(パラスポーツ)にご興味ありませんか??


パラスポーツとは、身体や、視覚・知能に障害を持つアスリートによる競技スポーツの総称で、「パラリンピック」や聴覚障害者のための「デフリンピック」が大きな大会として知られています。(これらには、障害がある中でも競技として成立するように特別に設計されたルールや競技が存在します。)


このコラムを書くきっかけとしては、私自身、7年前に脳梗塞になり、以来車いすを使って生活しているのですが、「運動不足」が気になっています。ゆっくり、ゆっくりであれば、歩けるので、たまにマンションの廊下を歩いたりはしているのですが、その程度です。しかし、運動をしようと思っても障害があるとなかなか難しいですよね…


ということで、今回から数回に渡ってパラスポーツ(障がい者スポーツ)について紹介させていただきます。第1弾では、パラスポーツの中で最も大きい大会である「パラリンピック」についてです。


 


 


・【パラリンピックについて】


パラリンピックは、パラスポーツの最も代表的なイベントで、夏季および冬季にそれぞれ4年に1度、開催されます。


◆競技


夏季は、陸上競技、車椅子テニス、シッティングバレーボール、ブラインドサッカーなどがあり、選手の障がいに合わせてさまざまなルールがあります。


冬季には、スキーやスノーボードの競技が主に行われます。


 


◆歴史


夏季パラリンピックは1960年にイタリアのローマで初めて開催され、昨年開催されたフランスのパリ大会で17回目の開催となりました。次回は、2028年にアメリカ・ロサンゼルスで開催予定です。


冬季パラリンピックは1976年にスウェーデンのオレにて初めて開催され、2022年に開催された中国の北京大会で13回目の開催となりました。次回は、2026年にイタリアのミラノ・コルティナで開催予定です。


 


 


【パラリンピック競技のご紹介】


・車いすラグビー


パラリンピック競技で唯一、車いす同士がぶつかるタックルが認められているのが車いすラグビーです。


激しいコンタクトプレーにも耐えられる頑丈な競技用車いすを使用し、ボールは丸い専用球を使用します。頸随損傷や機能障害など四肢に障がいのある選手たちが、ゴールを狙います。選手には障がいの程度に応じてそれぞれに点数が与えられている持ち点制の競技で。それぞれの障がいレベルにより0.5〜3.5点の持ち点が与えられます。障がいが軽い選手ほど持ち点が高く、4人の持ち点の合計が8点を超えてはならないルールがあります。


 


・陸上競技


オリンピックと同様にパラリンピックでも連日多くの観客を集めるのが陸上競技です。


車いす、義足、視覚障がい、知的障がいなど、さまざまな障がいのある選手が出場するため、選手は障がいの種類や程度によって区分され、クラスごとに順位を競います。「レーサー」と呼ばれる競技用車いすやカーボンファイバー製の義足、バランスを取るための義手など、障がいの特性に合わせた用具を使いこなすアスリートたちにもぜひ注目です。競技としては、短距離や長距離、跳躍競技があります。


 


・スキー スノーボード競技


スキー スノーボード競技は基本的にはオリンピックと同じルールで行われており、パラリンピックのアルペンスキーは、障がいごとに立位(スタンディング)、座位(シッティング)、視覚障がい(ビジュアリーインペアード)の3つのカテゴリーに分かれて行われる。3つのカテゴリーは、さらに障がいの種類や程度、運動機能などによってクラス分けされます。


主に、 視覚障害者部門と肢体不自由者部門に分かれ、障害に合わせて特別な装置や技術が用いられます。


 


・車いすカーリング


車椅子カーリングもルールや使用する道具などは基本的には変わらないのですが、特徴としては選手が座位で競技を行うことや、特別な「リリースクランパー」と呼ばれる器具を使って、ストーンを投げることです。車いすの特性を生かした独特のプレースタイルが見どころです。


車いすカーリングは、1980年代から40年以上の歴史がある競技で、下枝に障害のある方が対象になっており、障害の重い方でも取り組みやすいので、冬季のパラスポーツとして人気があります。


 


 




最後までお読みいただきありがとうございました。


 


YouTubeなどでも、競技の様子を簡単にみることができる時代です。ぜひ、一度観てみるとその迫力に魅了されるかもしれません。


 


今回はパラスポーツ編の第1弾ということで、「パラリンピック」についてと、競技をいくつか紹介致しました。次回は身近な障がい者スポーツということで、2つの団体様に取材をしてきましたので、お伝えできたらと思います。


 


 

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