相談、検査窓口
脳梗塞には予兆というものがあり、顔や腕、言葉などに麻痺症状やしびれの症状などが出た場合、その症状が続かなかったとしても脳梗塞の恐れがあります。
ただ、いくら自分で脳梗塞かなと思っても、重度の症状が出ていなかったり、症状がすぐに治まったりすると、病院に行くのは大げさと思う方も多いでしょう。ですが心のどこかに不安があれば、とりあえず相談してみたいというのが本音ではないでしょうか。
こういった時の相談窓口となってくれるのは、やはりかかりつけの医師や主治医です。
脳の専門医でなかったとしても、医師はある程度の知識をもっているので、脳外科に行った方がよいかどうかのアドバイスをしてもらえます。もし主治医がいないというのであれば、脳外科のある総合病院の相談窓口に聞いてみましょう。
脳梗塞が発症したら、とにかく一刻でも早く病院で治療を始めなくてはいけません。
脳梗塞の治療というのは、点滴や薬などによる保守的な治療が主体になりますが、最近は血管内手術を行うことも多くなっています。血管内手術は、カテーテルを血管内に挿入し、薬剤を流すことで詰まった血管の状態を改善するという治療法で、脳梗塞を悪化させない治療として有効です。
ただし、この治療法は脳梗塞の超初期で症状が発症してから数時間以内に行わないと効果がありません。長くても3時間以内には病院に到着している必要がありますが、診察や検査などの時間を考慮すると、発症してから1時間以内というのが理想的です。
時間がたってから血流を再開させてしまうと、逆に脳に出血が起こり症状が悪化することがあるので、事前に相談できるところを見つけておいてください。