ご利用者さまの声 身体リハビリ

姿勢やバランスを正すようなこともやってくれるのでそれが良いですね。

50代男性/脳梗塞/右片麻痺(半身麻痺)
稲村様

ご利用者さまの声_05_01

50代という若さで脳梗塞を発症され、麻痺にお悩みの稲村様。理容師の仕事に戻れるように、また後悔しないために、とご来所いただき、一定の改善が見られています。発症からこれまでのお話を伺いました。

発症された経緯はどのようなものでしたか?

ご本人様:1月30日、午前中に雪が降っていました。私は仕事中で、お昼過ぎに駐車場に置いてある自分の車のワイパーを上げに行き、車の屋根にも雪が積もっていたので雪を落とし、寒いなと思いながら作業を終え、戻ってきてからソファに座ってお客さんを待っていました。その間に急に眠気が来て、気絶したのか分からないけど気づいたら5分くらい眠ってしまいました。

起きた時、目の前が貧血でも起こしたような感じでチカチカして、右手は力が入らなく、おかしいなと思いました。痺れたのかなぁと思って自分でマッサージをしたけど治らなくて、これはやばいなぁ、脳関係かなぁと思っていたら、脂汗も出てきて、それで病院に行くことにしました。そしてMRIを撮った結果、脳梗塞であることがわかりました。

全然力が入らず、右手だけおかしいかったですね。歩いても右の方に傾いてしいまい、よろけてしまいました。右足も若干ですが麻痺している感じでした。言語とかは大丈夫だった。やっぱりドキドキしましたね。症状が止まってくれれば良いけれど、進行してしまったらどうしようかと心配しました。その時、妻がいなかったので、余計に心細かったですね。

奥様:私が病院に来るまでは症状が分からなかったので不安だったみたいですね。来たらちょっと安心したみたいでした。

行ったときには、もうベッドで寝ていて、「大丈夫?」と声をかけたら、「やばいよ」という返答があったのですが、その声がテレビで言っていた脳梗塞の症状のようにゆっくりでちゃんと喋れない感じだったので心配しました。

病院でのリハビリはどのようなものでしたか?

ご本人様:急性期の病院に4週間入院しました。最初の2週間が点滴治療で残りの2週間がリハビリ治療でした。最初は、マッサージをしてもらって、その後は筋トレのようなことが多かったです。

奥様:あとは、粘土とかやってたよね。粘土をちぎったりするリハビリ。粘土をちぎって指だけで輪を作ったり丸めたり。あとはお箸やお手玉でキャッチボールなどをしました。

脳梗塞リハビリセンターへ通うことになった経緯はいかがでしょうか?

ご本人様:妻の親御さんがネットで調べてくれました。それで御茶ノ水に、脳梗塞専門のリハビリセンターがあるよと教えていただいて、行ってみたらと薦められました。最初は遠いからどうしようかと悩みましたが、やって損なことはないので、とりあえず体験で行ってみようと思って行くことにしました。実際に体験してみると、とても良かったので続けてみようと思い、今に至ります。

奥様:2月23日まで入院をしていて、退院をしてから直ぐに体験へ行きました。早い方が良いと言われたので。病院の先生からは「仕事できるようにはならないよ」って言われちゃったんですよね。「日常生活は大丈夫だろうけど、稲村さんの仕事は細かいから無理だね」とはっきり言われたので、ちょっと「クソ!」って思っちゃいましたね。

自費のリハビリを検討する上で重視したことはありますか?

奥様:病院の先生が自然回復でも半年くらいはかかると言われていましたが、なんとか改善したかったので、自費だからといって躊躇する問題ではないなと思いました。

ご本人様:後悔はしたくないという思いが強かったです。仮に、何もしないで将来ダメだったとして、「やらなかったからいけなかったのかな」「少しくらいお金がかかっても、あの時やっておけば良かったな」と思いたくはないですよね。

奥様:色々やってダメならしょうがないんですけどね。

どのようなところが改善の手ごたえを感じていらっしゃいますか?

ご本人様:お灸とか鍼とかは、他のところではやってもらえないのでそういうのも効果があるのかなとは思いますね。こちらの先生のトレーニングは、ただ筋トレをするのではなく、姿勢やバランスを正すようなこともやってくれるのでそれが良いですね。

最初はハサミすら持てなかったですけど、それも少しずつ改善を感じています。床屋のハサミって変わっていて、上の刃は動かしてはダメなんです。下の刃だけを動かすのですが、上の刃を安定させ下の刃を動かすことで、その位置で綺麗に切れるんです。ですが、自分の場合は安定していないので両方の刃が動いてしまいカチカチと音がなってしまう状態でした。ところが、リハビリをするようになってから上の刃が安定してきて、まだ少しぶれますが、少しずつ良くなってきたなって感じます。

奥様:私から見ると、全然違いますよ!入院していた時は、指が離れなくて、シーツもひっぱれないし、体も右に傾いたりしていました。退院して3ヶ月過ぎて、以前よりも体幹とかを意識してウォーキングとかしているので姿勢が以前よりも良くなってるし、だから周りから見るとすごく良くなってます。

自宅では何か意識されてしていることはありますか?

奥様:(稲村様は)家事をよく手伝ってくれます。洗い物や洗濯とか。洗濯物も畳めなかったのが最近、畳めるようになってきましたし、洗い物も1時間以上かけて洗っていたのが今ではスムーズできるようになってきています。

ご本人様:結構、料理が好きだったので元々やってはいたのですが、尚更、リハビリを理由に手伝わされていますね(笑)。

奥様:なんでもリハビリです(笑)

ご本人様:上手いですよね(笑)。そんな毎日を送っています。こんな風に明るい方がいいです。暗くなると色々と考えてしまうので。

今後の目標は?

ご本人様:前みたいに普通に仕事に戻りたいというのが正直な一番の目標ですね。ハサミを使うリハビリはしています。細かく言うと、まだ腕を横に動かす動作が難しくて、鏡を拭くような動作がもう少しできれば、仕事ももう少しスムーズにできるのになぁと思いますね。今、シャンプーなどはもうやっているんですが、顔ソリとかはまだ怖くてできないので、早くカミソリも使えるようになりたいですね。

インタビュー後、一定の改善が見られたということでご卒業されました。

※インタビューの内容は個人の感想です。

カウンセリング付

脳梗塞リハビリセンター
特別体験プログラム

5,500円(税込)