改善症例 身体リハビリ
肩や腕の痛みがなくなり2か月で腕の上げ下げができるようになった。3か月後の目標は右手を補助的に使えるようにすること。
50代男性/脳梗塞/右片麻痺
カウンセリング付
脳梗塞リハビリセンター
特別体験プログラム
ご利用者さまデータ
年代 | 50代 |
---|---|
疾患名 | 脳梗塞 |
発症からの期間 | 7か月 |
症状 | 右片麻痺 |
当センター通所期間 | 2か月 |
リハビリ目標 | 右手でパソコン操作が出来るようになる |
ご利用メニュー | 60日間改善リハビリに加え、身体リハ1時間のオプションを実施 |
当センター通所回数 | 32回 |
リハビリ記録
ご利用までの経緯
- 回復期リハビリ病院にいた時、リハビリ仲間から、当センターのことを聞いて外泊の機会に主治医の許可を得て見学に行き、退院直後から当センターへ通所。
初回体験時の状況
- 歩行時には杖を使っていた。
- 麻痺側の肩の痛みや亜脱臼により、腕を挙げる事が困難。上肢機能改善が主訴。
- 体験にて、鍼灸とリハビリの効果を実感され、退院後早いタイミングから60日プラン(週4日のご利用+リハビリ延長1時間(オプション))開始。
リハビリ内容
- 入院中、肩手症候群を発症。その際1カ月ほど肩の安静・不動期間があったとの事で、以降、退院時にも肩の筋肉の短縮や亜脱臼、手指の浮腫み、肩の痛みを残していた。
- 初診時の麻痺側上肢の諸症状は、脳梗塞による麻痺の影響に加え、筋萎縮から生じる末梢神経の絞扼(神経圧迫)症状も考えられた。
- 先ずは、鍼灸とリハビリにて、痛みと末梢神経症状の改善を開始し、徐々に麻痺側肩の筋活動、痛みが改善。
- 改善に合わせて、上肢の運動イメージや動かし方の再学習を行っていった。
- センターでのリハビリと、ご自宅での自主訓練を併用し、1カ月目で上肢を肩の高さまで上げて保持(非麻痺側上肢で持ち上げるのを補助)が可能になり、2か月目では、麻痺側上肢のみの力で上肢の上げ下げや、前腕の回内外が出来るまでに改善した。
リハビリの結果
- 朝の起床時に特に強かった、麻痺側肩の痛みが消失。肩の運動時に、亜脱臼の影響により生じていた痛みも、ほとんどみられなくなった。
- 麻痺側上肢全体に渡って生じていた浮腫は、ほぼ消失。
- 麻痺側上肢を挙げられるようになった事で、シャツの更衣動作の際、腕を袖に通す作業が楽になった。
- 上肢挙上時の肩の安定性が上がり、これまでより楽に行えるようになった事で、前腕の動きを妨げていた筋肉のこわばりが減少してきている。
担当セラピストのコメント
入院中の5カ月間は、リハビリを1日も休まず、またリハビリ室が閉まる夕方まで自主訓練に取り組まれてきたとうかがっており、今に至るまで非常にモチベーション高くリハビリに取り組まれています。
当センターのご利用は、「早くよくなりたい」、「入院中から行ってきたリハビリ回数をなるべく減らしたくない」、とのご希望から、週4日のご利用となりました。
ご本人様の絶対に諦めないという姿勢に、スタッフ側も応えるべく、日々施術方法を検討し、ご利用時に毎回改善を出せるように取り組みました。また、鍼灸・リハビリで得られた結果を自宅でも再現できるように、適切な自主訓練方法の確認を毎回行いました。
結果、ご利用当初設定した目標は1カ月で達成し、2か月終了時には、自力で腕の上げ下げが出来るようになりました。