村田様(男性/50代/脳出血)

男性/50代/脳出血/右手足の麻痺インタビューの様子
職業 営業職
発症からの期間 2年
症状 右半身麻痺、口の痺れ
ご利用頻度 週1回
成果
  • 身体の引きつりが軽減してきた
  • 手足を滑らかに動かせるようになってきた
  • パソコンが早く打てるようになってきた
来所手段 電車
目標
  • パソコンをもっと早く打てるようになりたい
  • 手の動きを良くして食べたいものを自由に食べられるようになりたい

発症された経緯はどのようなものでしたか?

発症したのはおととしの11月です。朝会社に行くのにちょうど着替え終わったころにめまいというか、立っていられなくなってその場に座り込んで動けなくなってしまいました。かみさんが近くにいたので、救急車を呼んでもらって、救急隊の人が来てくれた時にはこれはもう脳卒中ということでした。右側のみだけ顔半分がだらんとなっていて、右手上げてくださいと言われても半分くらいしか上がらない。救急車に乗ってからも右手、右足は上がりますかと聞かれるんですけど、だんだん上がらなくなっていく。もうそこからは病院に着いたくらいには意識がほとんどなかったです。

実は5年前くらいにも脳梗塞をやっていて、脳梗塞の時も別に予兆はなかったです。会社で会議室に入ったのは覚えているんですけど、その先は何も覚えていないんです。普通に会議中に発言していて、終わると席に戻ったらしいんですが、全然記憶がありません。そこからどうやって家に帰ったかも記憶になかったです。

脳梗塞のときは、2週間くらい入院したんですが、特に後遺症もなく、「脳卒中ってこんなもの?」って思いました。それが逆に今回いかんかったかもですね。

ずっと脳梗塞のときから降圧剤を飲んでいたので血圧は高くなかったんですけど、同時に血をさらさらにする薬を飲んでいましたから、逆に脳出血のときには血が止まらなくて、病院のほうでは焦ったみたいですね。脳出血のときも同じ先生に診てもらいましたが、今度は脳出血だ、と。でも処置をちゃんとしてくれたので、何とかこうしていられています。

今回は急性期の病院はほぼ1ヶ月入院し、3週間くらいは急性期のリハビリを受けていました。急性期病院にいたときは、先生から「もしかしたら車いすから立てないかもしれない、立てたとしても装具をつけて杖が必要になるかもしれない」ということでしたし、右手で食事は無理だろうから左手で食事になるかもしれないと。ほんとうに脳梗塞のときとはえらい違いだなあと驚きました。

退院時に残った後遺症はどのようなものでしたか?

回復期病院では杖も必要なくなり、だいぶ歩くことや箸をもつなどができるまでになったのですが、「歩く」という意味では普通に歩くのは問題ないものの、階段の段差が不安定だったり、右手を急に動かすとき、例えばエレベーターに乗ってた時に、誰かが入って来ようとするときに「開く」を押そうとすると手がぱっと動かず、「閉まる」を押しちゃったり。それから自動改札を通るときにタッチがうまくできない、あとは傘を右手でさしていると揺れてうまくさせない。仕事に行くときは荷物を持っているのですが、そういう動作が結構大変です。復帰してみると、あれができない、これができないといろんなできないことが見つかりますね。

仕事が割と会話が重要な職種だったので、話をしていてもろれつがまわらない感じなんですね。ゆっくり話しているときはいいんですけど、急いで話そうとすると難しい。仕事については、メモをとろうと思っても取れないとか、ホワイトボードに書いて説明するのが難しいとか、以前は当たり前にやっていたことができない。仕事に戻るとあれもダメこれもダメ。職場の周りの人たちの印象もそういう感じだそうです。

脳梗塞リハビリセンターへ通うことになった経緯はいかがでしょうか?

病院を退院後、だんだんと仕事を始めていきましたが、自分自身で不都合なことが、通勤途中でも仕事をやっているときにもでてきますし、ちょっと病院でもらったメニューでちょっとくらい体操していたら良くなるなんて甘い話じゃないなあと思いました。

それから急性期病院のときには、生活は普通にできるだろう、回復期病院ではなんとか元の職場に戻れるだろうと、だんだんポジティブになってきたものですから、戻れただけでもよかったと自分でもそう思っていましたが、自宅に戻り生活をしている中で欲が出始めて、目標が次々と高くなるものですから、自宅に戻ったときには、あれもできないこれもできないと思うようになりました。

仕事を再開して3か月くらいたったころから、そういったもっと改善したいという欲が強くなったことを家内が理解してくれて、インターネットで調べてくれてこちらのことを知りました。

どのようなところが改善の手ごたえを感じていらっしゃいますか?

まずは行ってみようということで、プログラムを体験したのですが、1回目か2回目くらいに伺ったときに、ふだんはしょっちゅう身体がつってしまい眠れないことが多いのですが、施術していただいたその日はだいぶ楽になって驚きました。

それからリハビリを続けていく中で、大きくは3つ実感しています。
ひとつは、今こちらで鍼とかお灸とかを、足がつるところ、手が固まってしまうところに施術をしてもらうことで動きやすいように変えていただけています。仕事をしていると知らず知らずに同じ格好で仕事をしてしまい、けっこう固まっちゃって筋肉がうまく滑らかなに動かずにつってしまっていましたが、その点が改善されました。

2点目は、仕事をしていくうえで字を書くことが大切ですが、非常に書きづらいのでとても困っていたのですけど、力を抜くやり方がわかってきて、滑らかに手が動くように施術していただいています。この2つが非常に効果があるなと思っているところです。

2点目のほうは回復期病院でも指導してもらっていたことなのですが、こちらではそれをより細かく丁寧にやっていただけています。滑らかに動く感覚が少しずつ分かってきているので、少しずつでも改善していくんじゃないかと期待しています。

3点目は、仕事で大切なパソコンの打ち方が、力を入れすぎた打ち方になっていて、キーボードを見ないとキーが打てない感じだったんですけど、だいぶ手元を見ないでも打てるようになってきましたね。スピードはまだまだ以前と比べると遅いですけど、パソコンはもう使えるなというところまでできるようになりました。

心理的な面で変わったことはありますか?

回復期病院を退院したときは、リハビリはこれでおしまい、あんまりここから先はよくなることはもうあんまりないと思っていました。ですが、たとえ時間はかかるかもしれないですけど、少しずつでも滑らかに動くようになるとか、バランスよく立てるようになるとか、そういうことってまだまだ可能なんだなってことが感じられるようになったので、もう少し目標をもってやって行きたいと思えるようになりました。

村田さまの文字を書くリハビリの成果
村田さまの文字を書くリハビリの成果の写真

文字を書く練習を継続して行っているが、少しずつ滑らかに手が動き、
文字がブレず書くスピードが上がっていると、ご実感いただいています。

今後の目標は?

今やっていただいているリハビリをもっと頻繁にできるといいなあということですかね。だいぶ生活は元に戻ってきましたので、職場での仕事の仕方を前の形に戻していきたいですね。職場は以前と一緒ですけど、やっている仕事は、お客さんのところに行かずに社内の仕事を担当していますので、早い段階で前にやっていたような仕事ができるといいなと思っています。それが目標です。

旅行や、もともとやっていたプールにも行けるようになりたいです。また、食べるのときに箸を使えるようになったとはいえ、そんなにちゃんとは使えないので、ついついサンドイッチとかおにぎりが楽なのでそっちになっちゃうんですよね。もう少し滑らかに動くようになると、もっといろんなものを不自由なく食べられなくなると思うので、それも大切な目標のひとつです。

※インタビューの内容は個人の感想です。

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