医師の推薦

脳梗塞リハビリセンターについて、医療業界を中心にさまざまな方面でご活躍されている有識者の方々からいただいた声を掲載しております。

アゼリーグループ・医療法人社団東京平成会理事長 医学博士 来栖 宏二

アゼリーグループ・医療法人社団東京平成会理事長
医学博士

来栖 宏二

私がリハビリ医になった当時は、脳梗塞をはじめ中枢神経疾病は改善せず、リハビリも残存機能を使ったADL改善が目的でした。その後医療の進歩で、リハビリが「治る」を目指すように進化しつつあります。

しかし少子高齢化により公的財源にも限りがあり、公的保険でのリハビリも限定的にならざるを得ません。これから『脳梗塞リハビリセンター』のような保険外のサービスが 公的にカバーしきれない方々がいる、という社会課題の解決の一端を担っていく存在になると確信し、期待を寄せています。

医療法人社団 鉄医会  久住 英二  理事長の写真

医療法人社団 鉄医会 理事長
医療ガバナンス学会 理事長

久住 英二 理事長

脳梗塞は動脈硬化が原因でおこります。突然発症し、重症ではそのまま死亡しますし、急性期を乗り越えることができても、麻痺により動けなくなったり、高次脳機能障害により人格が変わったり、認知機能が低下したりします。それが個人や家族に与える影響は甚大です。

脳梗塞後の障害は、脳の障害を受けた部分によって異なります。死んでしまった神経細胞は再生しませんが、リハビリテーションによって、機能をある程度回復させることが可能です。杖や装具が必要だとしても、独力での歩行が可能になるか否かは、本人および家族にとって、大きな違いとなります。

しかしながら、脳梗塞を患った方が健康保険でリハビリテーションを受けられる期間は定められており、多くの方が回復途中で中断せざるを得ないのが現状です。

そのような状況の中、脳梗塞リハビリセンターがこの世に生まれたことは大変意義深いと考えます。なぜなら、介護保険における訪問や通所のリハビリテーションでは回数に制限があり、ときに効果が不十分だからです。私の外来に通院されている方で、デイサービスに通ってリハビリテーションを受けている方はいらっしゃいます。しかし、その内容はレクリエーションのレベルであり、日常生活能力改善に向けての積極的なリハビリテーションを実施している施設はほとんどありません。

脳梗塞リハビリセンターでは「もっと機能を回復させたい」という方に、鍼灸も組み合わせて、集中的にリハビリテーションを行います。身体や認知機能が改善すれば、要介護度が低下します。そうなると、この取り組みは、介護保険における慢性期リハビリテーションのあり方に一石を投じることになります。

今後、高齢社会のインフラとなるべく、日本全国に展開して欲しいと期待しています。ひとりでも多くの患者さんが、人生をより良いものにしていただけるよう、脳梗塞の後遺症のリハビリテーションの新しい取り組みについて、効果の研究を支援し、発信していくつもりです。

特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所 理事長 星槎大学共生科学部客員教授 医学博士 上 昌広

特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所 理事長
星槎大学共生科学部客員教授
医学博士

上 昌広

プロフィール

1993年東大医学部卒。1999年同大学院修了。医学博士。
虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の診療及び研究に従事。
2005年より東大医科研探索医療ヒューマンネットワークシステム(後の先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。

2016年4月より特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所 理事長。星槎大学共生科学部客員教授。周産期医療の崩壊をくい止める会事務局長、現場からの医療改革推進協議会事務局長を務める。

私は「脳梗塞リハビリセンター」に大きな期待を寄せています。

脳梗塞後のリハビリは、患者さんのQOLに大きく影響する重要な行為です。より良いリハビリを行うには、医師だけでなく、理学療法士や鍼灸師や柔道整復師など多職種が連携することが重要です。

「脳梗塞リハビリセンター」には、多くの熱意あるスタッフが集っています。彼らのもと積み上げられる実績は、脳梗塞の後遺症のリハビリ技術に関するエビデンスの提供に大いに役立つことでしょう。

研究の成果をご利用者さまの皆さん、多くの患者さん、関わるスタッフ、社会とともに分かち合っていきたいと思います。

長崎大学  名誉教授 長崎市障害福祉センター長医学博士穐山富太郎先生の写真

長崎大学 名誉教授
長崎市障害福祉センター長
医学博士

穐山 富太郎名誉教授

厚生労働省(平成20年)によると脳血管疾患(脳出血や脳梗塞)の総患は133万9000人にのぼっています。急性期をのりこえた患者にとって、リハビリテーションによって後遺症を少なくし、生活の質を高めることが必要です。回復過程にある人たちは誰しも歩きたい、手を使いたいと願われています。

障害者に対するリハビリにおいて、医療モデルから社会的自立を志向する生活モデルへの方向転換が精神機能、身体機能向上に有利に働きます。生活モデルとはかれらの生活意欲をくみとり、自己実現を支援することです。障害者を主役にした支持的カンファランスが彼らの主体性を生かす絶好の機会となります。

リハビリは、医学的リハビリ、職業的リハビリおよび社会的リハビリからなり、前二者は縦並びに位置づけられ、医学的リハのコースが終わった後、職業的リハのコースに引き継がれる建前です。

ところが、社会的リハビリは前二者と横並びに位置づけられます。医学的リハビリ、職業的リハビリと並行させて社会的リハビリに取り組むトータルリハ(total rehabilitation)アプローチが理想的です。

いつまでも健康で自分の足で歩き、第二、第三の人生を歩む。そんな社会を創ることを理念とする「脳梗塞リハビリセンター」はいわば「社会的リハリハビリ」を目指しており、その存在価値は大きく、今後の社会的役割に大きな期待を寄せています。

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脳梗塞リハビリセンター
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